FDE

エンジニアが現場に入り、その場でつくる。

FDE(フォワード・デプロイド・エンジニア)

葬儀社の受電業務の現場
深夜の受電、担当者の引き継ぎ、地域ごとに異なる慣習。現場に立って初めて見えてくることがあります。

FDE(Forward Deployed Engineer/フォワード・デプロイド・エンジニア)とは、エンジニア自身がお客様の現場に入り込み、業務を一緒に見ながら、その場でシステムをつくって直していく働き方です。

「要件を固めてから見積り、数ヶ月後に納品」という進め方では、現場で本当に必要だったものとのズレが後から見つかります。FDEは順序を逆にします。まず現場に入り、動くものを短いサイクルで出し、使ってもらいながら形にしていきます。

シンクエイトの母体は葬儀会社です。現場に入ることそのものが私たちの出発点であり、生成AIを使った高速な開発体制と組み合わせることで、この進め方を現実的な選択肢としてご提供できます。

現場に常駐して観る

受電から施行までの業務を実際に見て、言葉になっていない課題を拾い上げます。

その場で動くものを出す

資料ではなく動くプロトタイプで確認。使ってみて初めて分かる要件に、すぐ対応します。

使われるまで伴走する

納品して終わりにせず、定着と改善まで同じチームが責任を持ちます。

FDEとは何か

FDE は Forward Deployed Engineer の略で、直訳すれば「前線に配置されたエンジニア」です。オフィスで仕様書を受け取って開発するのではなく、お客様の業務が実際に動いている場所へエンジニアが出向き、その場で課題を見つけ、その場でつくる役割を指します。

米国のソフトウェア企業 Palantir が事業の中核として確立した職種で、近年は生成AIを扱う企業を中心に広がっています。共通しているのは、扱う課題が複雑で、机上のヒアリングだけでは要件が固まらない領域だという点です。

葬儀業界はまさにその領域です。深夜の受電、担当者の引き継ぎ、地域ごとに異なる慣習、紙とExcelと口伝が混ざった運用——これらは「業務フローを教えてください」と尋ねても出てこないことばかりです。現場に立って初めて見えてきます。

従来の受託開発開発会社お客様の現場仕様書のやりとり現場を直接見る機会が限られるFDEお客様の現場業務担当者エンジニア同じ場所で、一緒につくる

なぜいま、この進め方が現実的になったのか

現場に入ってその場でつくる進め方は理想的ですが、従来は開発速度が足りず成立しませんでした。ヒアリングした内容を持ち帰り、数週間かけて実装する——それでは「その場でつくる」とは言えません。

生成AIを前提とした開発(Vibe Coding)が、この前提を変えました。シンクエイトでは全従業員に生成AIライセンスを付与し、Claude Code・Codex を用いた開発を日常的に行っています。画面の試作や既存システムとの連携確認といった作業が、日単位から時間単位に短縮されました。

結果として「打ち合わせの場で試作を見せ、その日のうちに直す」という進め方が、特別なことではなくなりました。FDE はこの開発体制の上に成り立っています。

従来の受託開発要件定義見積・契約開発納品納品されてから、ズレが分かるFDE現場を観るつくる使ってもらう直す数日〜週単位で繰り返す

こんな課題をお持ちの方へ

「何を作ればいいのか、社内でも言語化できていない」——要件が固まっていないことは、FDE では前提条件です。固める作業から一緒に行います。

「以前システムを入れたが、現場で使われず形骸化した」——使われない原因は多くの場合、現場の実務と設計のズレです。現場に入って設計することで、この乖離を最初から防ぎます。

「大規模な刷新は決められないが、動き出したい」——小さく試して確かめてから広げる進め方に向いています。最初から全体を決め切る必要はありません。

従来の受託開発との違い

従来の受託開発FDE
始め方要件定義を固めてから見積り・契約まず現場に入り、観察しながら要件を発見する
確認に使うもの仕様書・画面設計書実際に動くプロトタイプ
サイクル数ヶ月単位でまとめて納品数日〜週単位で出して直す
仕様変更変更管理と追加見積りの対象想定内。むしろ発見として歓迎する
関わる期間納品・検収で終了定着し、使われるまで伴走する
向くケース要件が明確で、変更が少ない案件課題が複雑で、正解が事前に分からない案件

進め方

01

現場に入る

受電から施行、請求までの業務に立ち会い、実際の運用を観察します。ヒアリングでは出てこない実態を把握することが目的です。

02

課題を絞る

見えた課題を洗い出し、効果と実現性で優先順位をつけます。最初に着手する一点を、お客様と一緒に決めます。

03

動くものを出す

短いサイクルで試作を出し、現場で使っていただきます。使ってみて分かったことを、そのまま次の改善に反映します。

04

広げて定着させる

一点で成果が出たら、対象業務や拠点を広げます。運用と改善まで同じチームが担当します。

よくあるご質問

常駐が必須ですか?
いいえ。業務の繁忙や拠点の状況に応じて、現場での立ち会いとリモートを組み合わせます。重要なのは常駐そのものではなく、実際の業務を見た上で設計することです。
要件が決まっていないと依頼できませんか?
決まっていない状態が前提です。何を作るべきかを一緒に見つける工程から、FDE の範囲に含まれます。
費用はどう決まりますか?
作るものが事前に確定しないため、成果物ごとの見積りではなく、期間と体制に対するご契約が基本です。まずは短い期間で区切って始め、成果を見て継続をご判断いただく形をおすすめしています。
既存のシステムがあっても対応できますか?
対応できます。全面刷新ではなく、既存システムを残したまま足りない部分を補う進め方も可能です。現状の棚卸しが必要な場合は、DXロードマップ策定と組み合わせてご提案します。

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